2019.11.01ブログ
赤ちゃんの初めての行事★お七夜と命名式について~♪

青霄書法会の武部です~☆
21回目の配信は…
前回は成人式の由来で、
冠婚葬祭関連でしたので…
今回は、お祝い事として、
赤ちゃんの命名の儀のお話を~♪
~~目次~~
[1]安産大国と言われる日本
[2]『お七夜』のルーツ
[3]7日目の命名の儀と書道作品
[4]まとめ
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[1]安産大国と言われる日本
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『おぎゃーーーーーー!』
元気な産声をあげて、
無事に生まれてきた赤ちゃん。
お母さんもほっとした表情(*'ω'*)♪♪
さかのぼること江戸時代、
お母さんが生む子供の数は、
平均して4~5人だったそう。
これは、世継ぎを生むことは
もちろんですが、
新生児の間に亡くなる
子供の数が多かったことも要因。
出産数が多いことが
高齢出産のケースにつながり、
母体への負荷もあり…

現在では、日本は「安産大国」
と言われるほどに、
母子ともに無事に
出産を終えることができる国
となっています。
そうやって無事に生まれてきた
赤ちゃんに、
「これからも元気に育ちますように」
と、想いを込めて…
古くから伝わる、
『お七夜』について
お話していきます~♪
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[2]『お七夜』のルーツ
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まず、『お七夜』って?
◆お七夜
赤ちゃんが生まれて、7日目の夜に
神様に「この子が生まれました!」
とお伝えするのと同時に、
地域の方や親戚にお披露目…☆
この時に、命名も一緒に~♪
お名前を書いた命名書を、
仏壇・神棚にお宮参りまで
飾ってお名前を報告するそう☆
現在では、退院したて
というのもあり、
母子ともに負担がないように
両親などの近しい親族と
赤ちゃんを囲んでお祝い、
が多いみたいですねー♪

ではでは~
その『お七夜』のルーツは?
起源は明確ではないそうですが、
平安時代の「産立ち(うぶだち)の祝い」
の行事が元ではないかとのこと。
貴族階級の行事だったそうで、
三夜・五夜・七夜・九夜と、
生まれた日を初夜として、
3日目,5日目,7日目,9日目の
奇数日にお祝いしたんだとか。
「産立ち(うぶだち)の祝い」は
貴族から武家にも伝わり…
江戸時代に、七夜に『命名の儀』を
行うことを公式行事として
徳川家が取り決めて…
それが庶民にも『お七夜』として、
赤ちゃんの名前の披露とお祝いの
行事として広まった、のではと。
赤ちゃんが無事に
育っていくことをお祝いしたい、
その気持ちは重々分かるのですが…
生まれてから奇数日に
どんちゃん騒ぎを
するのは、身体的にも、
経済的にも大変ですよね…笑
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[3]7日目の命名の儀と書道作品
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ではー
なぜ7日目なのか。
江戸時代の出産のお話をしましたが、
赤ちゃんが生まれてから、
スグに亡くなってしまうことが多く…
生後1週間というのは生死の分岐点
であったと考えられてもおかしくない
状態だったみたいです。
それもあってか、
6日目までは、神様の子で、
7日目からは人間の子になる。
そんな考え方があったそう。
なので、6日目までは、名前がない。
7日目からは人の子として命名される、
=命名の儀 となったみたいです~
生後まもない赤ちゃんが、
何事もなく無事に成長するには、
神様に寄るとことが大きい、
そういう意味合いが
あったのかもですね…
「この子が無事に7日目を迎えて、
こんな風に育ってほしい。」
その気持ちを込めて、神様に、
『●●ちゃんと言います!』と
お名前を報告。
そのお名前の報告のための、
❝命名書❞。
書道関連のご注文で、
作成依頼を頂くことが多く~♪
ご両親が一生懸命、
赤ちゃんの未来のことを
考えてつけたお名前。
どんな子に育ってほしいか、
その想いを含めて、
命名書にお名前を
書かせていただいています☆
当会の先生も、
『いや~、もっと爽やかに
書かないとだめだな~』
と何度も書き直し…笑
しっかりご両親の想いと
赤ちゃんが健やかに
育ちますようにという想いを
筆にのせて、
書かせていただいてます♪
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[4]まとめ
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いかがでしたでしょうか?
赤ちゃんの最初の行事、
『お七夜』と『命名』
にまつわるお話。
アラサーの私も、
両親・親戚に
無事7日目を迎えられたお祝いと、
こんな子になるんだよーって
名付けられたと思うと…
周りの方への感謝はもちろん、
これからの未来を歩む
子供たちにも、この気持ちを
伝えたいなぁと思ったり…。
感慨深いです…。ふぅ
▼命名書を依頼したい!
▼命名書を書く為に毛筆やりたい!etc.
書道に興味を持たれた方は、
是非、青霄書法会へ~♪