2019.11.08ブログ
外食の歴史を紐解く。現在の飲食店の原点とは?

青霄書法会の武部です~☆
23回目の配信は…
ガラリとお話を変えて、
『外食』の歴史もろもろに
ついてサラーっと♪
~~目次~~
[1]看板揮毫のご依頼
[2]外食の歴史
[3]現在の外食産業への途
[4]まとめ
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[1]看板揮毫のご依頼
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『ぷハーーーッ』
金曜日、お仕事終わりに一杯♪
染みわたる~(*´ω`*)

書道作品のご依頼の中で、
飲食店の看板揮毫も多く…
特に、和食系のお店や
居酒屋さんからのご依頼が~♪
「お客様がほっこり
一息つく憩いの場にしたい」
「お客様の大切な時間を
美味しいお食事で
おもてなししたい」
そんな、たくさんの想いが
詰まった大事なお店のお名前。
そのお店のお名前を
書道で書かせていただく…
お店の看板は、お名前同様、
お店の顔になるものなので、
当会の先生方も
納得いくものが書けるまで、
何度も何度も書き直ししています!
お店に飾られた看板を見て、
しみじみ…感慨深く…
この看板をくぐって
お客様が美味しいご飯を
思い思いに召し上がるんでしょうね…☆
今回はその、
お食事処=外食
のお話をしたいな~と♪
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[2]外食の歴史
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外食が日本の歴史の中で
最初に出てくるのは…?
居酒屋さんの発祥は、
なんと!平安時代初期に書かれた、
続日本紀に飲食店らしき場面の
お話があるので、
奈良時代にはあったのでは?
と考えられているようで…
お酒は高価なもので、
貴族しか飲めなかったそう。
庶民は飲んじゃダメ!なんて
禁令が出ていたみたいです!!
「外食」が庶民の間で
出現しはじめるのは、
室町時代以降。
室町時代と言えば、
【茶】の文化が…!!
お寺の前で参拝客に
茶湯を一杯安価で提供する、
立売のお店が出現し…
立って食べられる、
串刺しのお団子を一緒に売り始めて、
徐々に店舗を構えるように…
和食でゆう、❝懐石料理❞も、
この【茶】の時に出される、
軽い食事から始まっているよう。
居酒屋、食事処など、
大衆に『外食』が広がっていくのは、
江戸時代になってから。
火事がよく起こったり、
参勤交代などで江戸に
単身者が集まるようになり、
台所がなかった長屋に
住んでいた人々は外食を…
そんな背景もあって、
立売~屋台~店舗~本格料理屋etc.
どんどん飲食店が根付きました。
他にも…
南蛮、中国、西洋料理etc.
南蛮貿易や、ペリー来航、
明治維新などの国交開始により
さまざまな国の料理が
広まっていきます☆
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[3]現在の外食産業への途
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では…
現在のように、❝チェーン店❞が
広まるようになったのは…?
江戸時代から広まった外食ですが、
基本的には「個人」が
お店を開いていて…
「のれん分け」として
複数店舗を持つところは
あったそうですが、
チェーン店や
ファーストフード店などの
外食産業が発展するのは1970年。
大阪万博のパビリオンに
「ケンタッキー・フライド・チキン」
が出店し、日本初のファミレス1号店
「すかいらーく」が出てきました。
ここから、
どんどん現在のような
外食文化へと発展しました。

近年では、
飲食店のコンサルティングや
プロデュース企業が出てきたり…
飲食の世界もどんどん
変化していってますね☆
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[4]まとめ
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外食のお話、
いかがでしたでしょうか~?
身近にあるものなので、
普段その歴史について
考える事って少ないかもですが。
外食産業が発展した背景には、
『茶』があって…
現在でも『茶道』として
日本文化になっているものが
関わっていると思うと、
なんだかしみじみですよね~☆
飲食店の看板の筆文字、
個性があって本当に
素敵なものばかりなので、
気にして見てみてくださいね~!!
書道に興味を持たれた方、
看板揮毫のご相談は、
是非、青霄書法会へ~♪