2019.11.12ブログ
ラベル揮毫から日本酒のルーツを覗き見♪
みなさま、こんにちは!
青霄書法会の武部です~☆
24回目の配信は…
前回の飲食店にまつわるお話で、
居酒屋さんについて触れましたが…
今回は「日本酒」について
サラーっとお話を~♪
以前、成人のお祝いに、
親子でお酒を飲むのに、
オリジナルラベルの
お話をさせていただきましたが…
日本酒のラベルを見ていただくと…
やはり、書道・筆文字を使った
ラベルが多いんですよね~(*´ω`*)
日本酒=日本の酒
ということもあって、
日本文化の「書道」と
結びつくものがあるのかな~と!
現在の日本酒ラベルは、
横文字のお名前のお酒も
多くなっていることもあり、
ほんと~にデザイン豊か…☆
ラベルコレクターさんが
多数いるのも分かる程、
デザイン性があって!
日本酒に詳しくない私ですら、
パッケージ買いしたいな、と
思うようなラベルがズラーっ!
今日はそんな日本酒の
歴史を覗いてみましょう~♪
日本酒が日本の歴史に
最初に登場するのは…
713年以降の「大隅国風土記」に
書かれている『口噛み酒』
からだったのでは?
と言われています。
『口噛み酒』といえば、
社会現象になった
あの有名なアニメ映画で
注目を浴びたかと思いますが…
穀物を口の中で噛んで、
唾液の酵素・野生酵母で発酵させて
壺などに保存する方法です。
同年の「播磨国風土記」には、
カビが生えて甘くなったお米を
元に酒を造った、みたいな記述も!
そのころから、
日本酒の記載がちらほら…
当時は「神」につながる
神聖なものとされていたのですが、
奈良時代になって
貴族がお酒を嗜むようになり…
「造酒司」という役所が設けられ、
朝廷のためのお酒が
造られ始めたんだとか。
平安時代にはいると、
お酒の造り手が「僧侶」に!
寺院でお酒を造るようになったんですねー!
『僧坊酒』と言い、
奈良県の正暦寺には
日本酒発祥の地の碑があるそうで…
民間でお酒を造るようになったのは、
鎌倉時代になってから。
では、庶民がお酒を
嗜むようになったのは、
いつからだったのか?
鎌倉時代に民間で作られたお酒は、
武士たちが日常で
飲むようになっていましたが…
日本酒で体調を崩す武士や、
揉め事が多くなったりと問題多発。
これを見かねた鎌倉幕府は、
1252年に「沽酒禁令」を出し、
『酒壺は一家に1個ね!』みたいな
制約もろもろを処したそう。
この禁令の発端は諸説あるそう
ですが、なんとまぁ…
「二日酔いで戦できまへん」、
はさすがにダメですもんね笑
室町時代になって、
庶民の間でもお酒が飲まれるように!
お酒の大量生産が
できるようになったのは、
仕込み用の桶が開発された
この時期からだったとか。
江戸時代になって、
問屋など商業が発達し、
お酒も商品に…!
多様な技術・製法が確立された
時期でもありました。
明治時代になって、
「酒税」が導入され、
自家鋳造が禁止となります。
「一升瓶」での販売が
はじまるのはこの頃。
かつては、量り売りだったお酒が、
今のような瓶で販売され始めたのは、
明治からだったんですね~!
そして、現在に至るわけです。
日本酒のお話、
いかがでしたでしょうか~?
かつては神々への
お供えであったお酒が、
朝廷・貴族が嗜むようになり…
民間で鋳造されはじめて、
どんどん技術が発展。
大量生産が可能になり…
「美味しいお酒をつくる」ために
水にこだわり、製法が研究され、
今の日本酒につながっている。
そんな努力の結晶だと思うと、
しみじみですよね…
鎌倉時代同様、お酒の飲み方は、
適切な用法容量が大切ですが笑
書道に興味を持たれた方、
ラベルデザイン揮毫のご相談は、
是非、青霄書法会へ~♪
青霄書法会の武部です~☆
24回目の配信は…
前回の飲食店にまつわるお話で、
居酒屋さんについて触れましたが…
今回は「日本酒」について
サラーっとお話を~♪
~~目次~~
[1]日本酒ラベルのお話
[2]日本酒の歴史
[3]現在の日本酒への途
[4]まとめ
----------------------
[1]日本酒ラベルのお話
----------------------
以前、成人のお祝いに、
親子でお酒を飲むのに、
オリジナルラベルの
お話をさせていただきましたが…
日本酒のラベルを見ていただくと…
やはり、書道・筆文字を使った
ラベルが多いんですよね~(*´ω`*)
日本酒=日本の酒
ということもあって、
日本文化の「書道」と
結びつくものがあるのかな~と!
現在の日本酒ラベルは、
横文字のお名前のお酒も
多くなっていることもあり、
ほんと~にデザイン豊か…☆
ラベルコレクターさんが
多数いるのも分かる程、
デザイン性があって!
日本酒に詳しくない私ですら、
パッケージ買いしたいな、と
思うようなラベルがズラーっ!
今日はそんな日本酒の
歴史を覗いてみましょう~♪
----------------------
[2]日本酒の歴史
----------------------
日本酒が日本の歴史に
最初に登場するのは…
713年以降の「大隅国風土記」に
書かれている『口噛み酒』
からだったのでは?
と言われています。
『口噛み酒』といえば、
社会現象になった
あの有名なアニメ映画で
注目を浴びたかと思いますが…
穀物を口の中で噛んで、
唾液の酵素・野生酵母で発酵させて
壺などに保存する方法です。
同年の「播磨国風土記」には、
カビが生えて甘くなったお米を
元に酒を造った、みたいな記述も!
そのころから、
日本酒の記載がちらほら…
当時は「神」につながる
神聖なものとされていたのですが、
奈良時代になって
貴族がお酒を嗜むようになり…
「造酒司」という役所が設けられ、
朝廷のためのお酒が
造られ始めたんだとか。
平安時代にはいると、
お酒の造り手が「僧侶」に!
寺院でお酒を造るようになったんですねー!
『僧坊酒』と言い、
奈良県の正暦寺には
日本酒発祥の地の碑があるそうで…
民間でお酒を造るようになったのは、
鎌倉時代になってから。
----------------------
[3]現在の日本酒への途
----------------------
では、庶民がお酒を
嗜むようになったのは、
いつからだったのか?
鎌倉時代に民間で作られたお酒は、
武士たちが日常で
飲むようになっていましたが…
日本酒で体調を崩す武士や、
揉め事が多くなったりと問題多発。
これを見かねた鎌倉幕府は、
1252年に「沽酒禁令」を出し、
『酒壺は一家に1個ね!』みたいな
制約もろもろを処したそう。
この禁令の発端は諸説あるそう
ですが、なんとまぁ…
「二日酔いで戦できまへん」、
はさすがにダメですもんね笑
室町時代になって、
庶民の間でもお酒が飲まれるように!
お酒の大量生産が
できるようになったのは、
仕込み用の桶が開発された
この時期からだったとか。
江戸時代になって、
問屋など商業が発達し、
お酒も商品に…!
多様な技術・製法が確立された
時期でもありました。
明治時代になって、
「酒税」が導入され、
自家鋳造が禁止となります。
「一升瓶」での販売が
はじまるのはこの頃。
かつては、量り売りだったお酒が、
今のような瓶で販売され始めたのは、
明治からだったんですね~!
そして、現在に至るわけです。
----------------------
[4]まとめ
----------------------
日本酒のお話、
いかがでしたでしょうか~?
かつては神々への
お供えであったお酒が、
朝廷・貴族が嗜むようになり…
民間で鋳造されはじめて、
どんどん技術が発展。
大量生産が可能になり…
「美味しいお酒をつくる」ために
水にこだわり、製法が研究され、
今の日本酒につながっている。
そんな努力の結晶だと思うと、
しみじみですよね…
鎌倉時代同様、お酒の飲み方は、
適切な用法容量が大切ですが笑
書道に興味を持たれた方、
ラベルデザイン揮毫のご相談は、
是非、青霄書法会へ~♪