2019.11.26ブログ
もう「師走」…。和風月名の由来を覗き見☆
みなさま、こんにちは!
青霄書法会の武部です~☆
28回目の配信は…
前回、「年」「月」の
日本独自の言い方で、
「年」のお話をしたので~
今回は「月」の言い方のお話を…!
『さーーーーーつきちゃん』
『はーーあーーい』
え、何何?って思いました?笑
このセリフ、結構有名だと思いますが、
お分かりいただけますでしょうか?笑
そうです、となりのトトロですよね~!
サツキのお友達が、
一緒に学校に行こうって
誘いに来た時に、
叫び合いっこしていたシーンです。
サツキとめい。
この2人の名前に共通しているモノ、
お分かり………ですよね?笑
サツキ=皐月=5月=May=めい
そう、「5月」がキーワードです☆
ちなみに、サツキとめいが
あのトトロの森に引っ越してきたのも、
5月だったそうですよ♪
今回は、この「5月」=「皐月」
の「月」の名称のお話です。
この、皐月などの「月」の名称、
1月,2月,3月…と違い、
睦月,如月…というのを、
『和風月名』といいます~♪
この和風月名ですが、
使われた記録として最古なのは、
8世紀に書かれた「日本書紀」!!
1月、2月…の文字のところに、
読み仮名がムツキ、キサラギ…と
書かれているんだとか☆
書として明記されているのが、
8世紀なので、
それよりも前に使われていても
おかしくないのでは?
というお話も…!
この和風月名ですが、
なぜ使われ始めたのか?という、
詳しいことは分かっておらず…
年=稲(とし)といい、
稲作の時期に照らし合わせて、
和風月名がつけられた、という説や…
和風月名の各名称の由来が、
今の1月2月…と1~2か月程ズレがあり、
これが旧暦と合っていることから、
旧暦の時につかわれていた名称だ、
という説があったり…
この和風月名ですが、
和歌に取り入れられたりと、
日本人の心の中に
そっと寄り添っているんですね~♪
せっかくなので、
1月~12月まで、
名称の由来を見てみましょう!
この由来も諸説あるみたいですが、
よく言われている説をご紹介~!
ご参考程度に…☆
【1月/睦月(むつき)】
正月に親戚でワイワイ!仲睦まじい、睦びの月
【2月/如月(きさらぎ)】
まだ寒さが残り、衣を更に着る月=衣更着が転じ、キサラギとなったとか。
【3月/弥生(やよい)】
暖かな気候になり、草木がいよいよ(=いやよい=弥生)生い茂るで「弥生」。
【4月/卯月(うづき)】
卯の花が咲き乱れる季節♪
【5月/皐月(さつき)】
早苗を植える、早苗月=さなえづきが略されて「さつき」に。
【6月/水無月(みなづき)】
田んぼに水を張る月として、水の月で「みなづき」。
【7月/文月(ふみづき)】
稲の穂が膨らむ月=穂含月=ほふみづき=「ふみづき」。
【8月/葉月(はづき)】
木々の葉が落ちる月=葉落月=はおちづき=「はづき」。
【9月/長月(ながつき)】
秋になり夜が長くなり=夜長月=よながづき=「ながつき」。
【10月/神無月(かんなづき)】
神様が出雲の国に行ってしまうので、神無き月=「かんなづき」。
※出雲の国ではその月は神在月(かみありつき)というんだそう♪
【11月/霜月(しもつき)】
霜の付く月=霜降月=しもふりつき=「しもつき」。
【12月/師走(しわす)】
僧侶にお経を読んでもらう月で、僧侶(=師)が馳せる月=「師馳す」=「しわす」。
和風月名のお話、
いかがでしたでしょうか~?
和風月名は、小学校で習う方が
多いので、日本人なら
「1月って何月ってゆったっけ?」
なんて会話もあったり…笑
サツキとめいのように、
自分の名前が生まれ月の
名称に由来していた!
なんていう方も多いハズ★
それほどまでに、
日本に根付くものとして、
感慨深いものがありますよね!
「一筆箋を書くのに、
和風月名を使ってみようかな」
とボールペン字を習いたいと思われた方、
書道に興味を持たれた方は
是非、青霄書法会へ~♪
青霄書法会の武部です~☆
28回目の配信は…
前回、「年」「月」の
日本独自の言い方で、
「年」のお話をしたので~
今回は「月」の言い方のお話を…!
~~目次~~
[1]さーーつきちゃんッ!
[2]和風月名とは
[3]各月の名称の由来
[4]まとめ
----------------------
[1]さーーつきちゃんッ!
----------------------
『さーーーーーつきちゃん』
『はーーあーーい』
え、何何?って思いました?笑
このセリフ、結構有名だと思いますが、
お分かりいただけますでしょうか?笑
そうです、となりのトトロですよね~!
サツキのお友達が、
一緒に学校に行こうって
誘いに来た時に、
叫び合いっこしていたシーンです。
サツキとめい。
この2人の名前に共通しているモノ、
お分かり………ですよね?笑
サツキ=皐月=5月=May=めい
そう、「5月」がキーワードです☆
ちなみに、サツキとめいが
あのトトロの森に引っ越してきたのも、
5月だったそうですよ♪
今回は、この「5月」=「皐月」
の「月」の名称のお話です。
----------------------
[2]和風月名とは
----------------------
この、皐月などの「月」の名称、
1月,2月,3月…と違い、
睦月,如月…というのを、
『和風月名』といいます~♪
この和風月名ですが、
使われた記録として最古なのは、
8世紀に書かれた「日本書紀」!!
1月、2月…の文字のところに、
読み仮名がムツキ、キサラギ…と
書かれているんだとか☆
書として明記されているのが、
8世紀なので、
それよりも前に使われていても
おかしくないのでは?
というお話も…!
この和風月名ですが、
なぜ使われ始めたのか?という、
詳しいことは分かっておらず…
年=稲(とし)といい、
稲作の時期に照らし合わせて、
和風月名がつけられた、という説や…
和風月名の各名称の由来が、
今の1月2月…と1~2か月程ズレがあり、
これが旧暦と合っていることから、
旧暦の時につかわれていた名称だ、
という説があったり…
この和風月名ですが、
和歌に取り入れられたりと、
日本人の心の中に
そっと寄り添っているんですね~♪
---------------------
[3]各月の名称の由来
----------------------
せっかくなので、
1月~12月まで、
名称の由来を見てみましょう!
この由来も諸説あるみたいですが、
よく言われている説をご紹介~!
ご参考程度に…☆
【1月/睦月(むつき)】
正月に親戚でワイワイ!仲睦まじい、睦びの月
【2月/如月(きさらぎ)】
まだ寒さが残り、衣を更に着る月=衣更着が転じ、キサラギとなったとか。
【3月/弥生(やよい)】
暖かな気候になり、草木がいよいよ(=いやよい=弥生)生い茂るで「弥生」。
【4月/卯月(うづき)】
卯の花が咲き乱れる季節♪
【5月/皐月(さつき)】
早苗を植える、早苗月=さなえづきが略されて「さつき」に。
【6月/水無月(みなづき)】
田んぼに水を張る月として、水の月で「みなづき」。
【7月/文月(ふみづき)】
稲の穂が膨らむ月=穂含月=ほふみづき=「ふみづき」。
【8月/葉月(はづき)】
木々の葉が落ちる月=葉落月=はおちづき=「はづき」。
【9月/長月(ながつき)】
秋になり夜が長くなり=夜長月=よながづき=「ながつき」。
【10月/神無月(かんなづき)】
神様が出雲の国に行ってしまうので、神無き月=「かんなづき」。
※出雲の国ではその月は神在月(かみありつき)というんだそう♪
【11月/霜月(しもつき)】
霜の付く月=霜降月=しもふりつき=「しもつき」。
【12月/師走(しわす)】
僧侶にお経を読んでもらう月で、僧侶(=師)が馳せる月=「師馳す」=「しわす」。
----------------------
[4]まとめ
----------------------
和風月名のお話、
いかがでしたでしょうか~?
和風月名は、小学校で習う方が
多いので、日本人なら
「1月って何月ってゆったっけ?」
なんて会話もあったり…笑
サツキとめいのように、
自分の名前が生まれ月の
名称に由来していた!
なんていう方も多いハズ★
それほどまでに、
日本に根付くものとして、
感慨深いものがありますよね!
「一筆箋を書くのに、
和風月名を使ってみようかな」
とボールペン字を習いたいと思われた方、
書道に興味を持たれた方は
是非、青霄書法会へ~♪