2020.03.03ブログ
和歌・短歌・俳句。歴史背景と違いをみてみる♪
みなさま、こんにちは!
青霄書法会の武部です~☆
50回目の配信は…
前回、「和歌」の話をしたので~
和歌・短歌・俳句について
触れてみたいと思います(#^^#)
~~目次~~
[1]現代の俳句・川柳
[2]和歌・短歌の歴史
[3]俳句と近代の短歌
[4]まとめ
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[1]現代の俳句・川柳
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俳句といえば~
ちびまる子ちゃんの友蔵さんが、
心の俳句を詠んでいるイメージや~
サラリーマン川柳で、
「おお~うまい言い回し~」
と面白さと上手さに圧倒されたり~
「火の用心 マッチ一本 火事の元」
みたいな、標語を募っていたりなんか~
日本文化の「俳句」が
身近なものとして、
現代にも寄り添っているのを見ると、
日本人の中には「五七五」のリズムが
染みついているのかなーと思いますよね(*´ω`*)
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[2]和歌・短歌の歴史h5>
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ではでは~
この和歌・短歌・俳句・川柳。。。
何がどう違うのか?
歴史を追いながら見ていきましょう~('ω')
まず!そもそも「和歌」って?
これ、漢詩に対して使う言葉だったそうで、
日本の歌全般を指すのに使ったそう。
なので、有名な「五七五七七」のリズムよりも
長い歌も含めて「和歌」と
呼んでいたらしいです。
▼まず…和歌の始まりは?
スサノオノミコトだったとかなんとか?!
奥さんを迎えて新居を立てるときに
歌を詠んだとかなんとか!
古くから歌が詠まれており~
五七のリズムを主にし、
五七を3回繰り返して返歌がある長歌をはじめ、
いろんなリズムで詠まれたんだとか。
▼では、短歌はいつから?
平安時代になり、
有名な「五七五七七」の短歌が主流に。
この短歌ですが、歌を詠むときのルールが
たくさんあって~
枕詞を入れてね、とか。
掛詞にしてね、とか。
以前詠まれた短歌に絡ませて、本歌取りするよ!とか。
いろんな技巧があって!
かつ、五七五と七七は、
交互に別の人が詠んでいくんだそうで~
歌を詠むのが難しいからこそ、
教養のある人しか
詠めなかったってことだそうです!なるほど!
想いを表現する手段として、
情景をテーマにしてetc.
歌会が催されたり、
詩集がつくられたりしました♪
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[3]俳句と近代の短歌
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▼俳句はいつから?
ルールが厳しい平安時代の和歌=短歌ですが、
室町時代になると衰退していき…
そこに台頭したのが、「俳句」だったよう。
短歌で五七五と七七と分けて詠む際の、
「五七五」を発句といい、
この部分だけを詠まれるようになり…
江戸時代に「松尾芭蕉」が
俳句を確立したんだとか!
季語を入れるといったルールはあるものの、
短歌よりもルールがかなり簡略化されたので、
庶民でもたしなめるようになり~
「切れ字」「体言止め」などの技法で、
17音に収めつつ、
余韻を残して、詠まれた背景を
想像するのが必要だったり。
またそれも風情ですよね~
一方「川柳」も同時期に出てきますが、
俳句が短歌の「五七五・七七」の「五七五」の
部分である反面、
川柳は「五七五」を独立したものと捉えていて…
なので、川柳には、季語などのルールがなく、
自由に作るものとして、
皮肉を込めた内容が多かったり~
▼短歌の移り変わり
ルールの多かった短歌ですが、
明治時代になると、正岡子規が起こした
和歌改革運動によって、
「短歌はもっと自由でいいんじゃない?」
という意見が広まり…
近代以降の短歌はルールや縛りがなく、
とっても自由なものとなりました☆
この動きが大きかったこともあり、
和歌=近代以前の短歌
短歌=近代以降の短歌
を指すことも多いんだそう!
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[4]まとめ
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いかがでしたか~
「和歌・短歌・俳句」のお話☆
調べたら面白くって、
つらつらーっと書いちゃいました!
まさかの「スサノオノミコト」から
はじまったといわれる和歌が、
今の「サラリーマン川柳」につながると思うと…
いやー歴史って、時の流れって、
すごすぎますね(;´Д`)
「短歌や俳句を筆でたしなめたい!」
と思われた方!
是非、青霄書法会で、
小筆・かなのお稽古をはじめてみませんか?
少しでも気になった方は、
是非、青霄書法会へ~♪
お待ちしています~!