2020.03.27ブログ
「行間を読む」を書道やアートでも考えてみる
みなさま、こんにちは!
青霄書法会の武部です~☆
57回目の配信は…
以前、俳句のお話をしたときに、
五・七・五の17文字に意味を込めるために、
詠まれた背景や、そこに込められた心情を
想像することが大事という話をしましたが~
今回は「行間を読む」という慣用句を絡めて
お話していきたいと思います~!
~~目次~~
[1]「行間を読む」とは
[2]〇〇を読む
[3]「行間を読む」とアート
[4]まとめ
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[1]「行間を読む」とは
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2017年に放送されたドラマ、
「カルテット」を見ていた際に~
『行間案件』と呼ばれる回があって。
この行間案件ですが~
「こんなのデートじゃないんだからね!」
ぷりぷりってれてれっ
…いや、もうデートと思ってるよね?笑
「あー会いたいなぁ」
しみじみ~きゅーん
…もはや「好き」っていってると同然では?笑
みたいな、
トークのやり取りの中で、
もはや正反対ともとれる「本当の意味」や、
「隠されている意味」を感じとることが
題材として取り上げられていて~☆
私は初めてこの時、
「行間を読む」っていう慣用句を知りました!
▼行間を読む
文章に文字では書かれていない筆者の真意や意向を感じ取ること
―――デジタル大辞泉より引用
行間=行と行の間 ですよね!
文章の隙間から「真意」を感じとろうよ!ってことですね☆
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[2]〇〇を読む
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「行間を読む」という慣用句ですが、
よくよく考えると「〇〇を読む」って
いう慣用句、結構あるなぁと気づいて!
①行間を読む
②空気を読む
③鯖を読む
④先を読む
⑤腹を読む
⑥眉を読む
ほおおー。みなさん全部わかりました?
私は ⑥眉を読む は初めて聞きました笑
②空気を読む
日本人らしいといわれる風潮ですが~
その場の状況を感じ取って臨機応変に対応する
みたいな意味ですよね
③鯖を読む
実際より少なく、もしくは多く、数や年齢をごまかすことですね~
これ、「鯖が傷みやすいので大量の鯖を急いで数えることで、
数と合わないことがあった」ことからきてるそうです☆
④先を読む
「先を見越して~」っていうのが多いですかね?
将来に起こることを予測して~って意味ですね!
⑤腹を読む
戦国武将とかギャンブルのイメージが強い
のは私だけですかね?「腹の探り合い」みたいな笑
相手の心の中を推測するという意味ですね~
⑥眉を読む
人の顔を見て、本心を読み取る
という意味だそうです!
眉が顔のパーツだからですかね~
ちなみに、行間を読むという慣用句は、
英語でも「read between the lines」といい、
同じ意味で使われるそうですよー☆
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[3]「行間を読む」とアート
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この「行間を読む」の意味合いって、
書道とかアートにも言えるのかな?!
って個人的に思いまして~
書道やアートに精通していないので、
一般人のたわごとと思っていただければ
と思うんですがー(ノД`)焦
書道の墨で書いた「黒い」文字の部分。
その周りには「白い」部分。
白い紙に書いてんだから当たり前!なんですが、
白の空間があってこその文字であって、
そのすべてが「書」なのかなーと思ったり。
絵画や写真の構図も、
人物がその動き、ポジションに書かれていて、
背景がどんなタッチで、描かれているか。
はたまたどんな手法がとられているかetc.
そのすべてに意味があるんだろうな~とか!
「見てわかること」以上のことを、
想像したり~、補ったり~
想いを巡らせながら、真意を感じ取ろうとする。
そういう感じ取ろうとする“想い”がイイですよね☆
そう思うと、自分自身の中で補うということは、
生きてきて触れてきた、自身の人生すべてが投影された、
その人だけの「アート」になるのかなーとか!
人によって感じ方が違う、ってそうゆうことなんですかね☆
そう思うとなんだか面白いですね(*'ω'*)
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[4]まとめ
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いかがでしたか~
「行間を読む」というお話!
和歌や俳句の限られた文章の中で、
相手にそれ以上のことを伝える。
受け手も、文章以上のことを読み取ろうと想像する。
その考え方が脈々とつながって今があると思うと、
なんだか感慨深いですね☆
「行間を読む」ことの面白さを感じて、
書道を知りたいなぁと少しでも思っていただけた方は、
是非、青霄書法会へ~☆
お待ちしています~!
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https://seisho-shohou-kai.jp/