2019.09.20ブログ
❝筆ペン❞の世界☆筆を表現する企業の努力がすごい!!
みなさま、こんにちは!
青霄書法会の武部です~☆
9回目の配信は…
先日友人の結婚式の受付で、
久々に太めの筆ペンを使いまして…
実家に置いてあった筆ペンは、
毛先が小筆のようになっている
ものだったので、「筆ペン」にも
かなり種類があるなぁと思い…
ですので、今回は、
がらーっと変わって、
❝筆ペン❞の世界を覗きたいと思います!
筆ペンの発祥となるのは、
「セーラー万年筆株式会社」さん
「株式会社呉竹」さん
だったのかな~と☆
筆ペン販売の日本初は、
「セーラー万年筆株式会社」さんの
『ふでペン』。1972年~販売。
翌年の年賀状シーズンに
バカ売れしたんだとか!
その時期日本では、筆記用具が増え、
筆と墨で文字を書くことが少なくなり、
筆文字が苦手な人が続出していたようで…
ニーズにマッチしていたんですね~♪
「セーラー万年筆株式会社」さんの
『ふでペン』は、筆先が比較的固く、
同じ太さでの文字書きにはピッタリ☆
ただ、筆特有の太い・細いの
書き分けができない形状でした。
一方、「株式会社呉竹」さんでは、
1971年、ドル防衛のため、
1ドル=360円の固定レートが廃止され、
円高により輸出が厳しくなり…
サインペンの輸出での利益が圧迫され、
日本国内での販売に
力を入れざるを得ない状態に…。
1972年に「セーラー万年筆」さんから、
『ふでペン』が発売されたものの、
太い・細い、トメ、ハネ、ハライ
の筆の良さを表現できるものを提供すべく、
1973年に『くれ竹筆ぺん』を販売。
当時販売されていたのは、
あらかじめインキが
入っているものではなく、
インキつぼとセット販売で、
インキをしみこませるタイプ。
筆ならではの文字を書く為に、
試行錯誤の上、
万年筆同様のインキを
しみこませる方式が採用されたのです。
❝筆の良さをもっと身近に
味わってもらいたい。❞
両社ともに、その想いから、
現在でも私たちになじみのある
商品を開発されたんだなーと…。
しみじみ…
そして、筆の文化への想い、
ひしひしと伝わってきます…
当時、「ぺんてる株式会社」さんでも、
筆のように文字を書く技術開発に
邁進されており…。
1973年にナイロンの
特殊製法により、
弾力性・インキ吸収に優れ、
毛羽立ちやすり減りが少ない…
そんな夢の合成毛が完成!
1976年に、カートリッジ部分を
プッシュしてインキをしみこませる、
カートリッジ方式を採用した
『ぺんてる筆』を販売!
当時にしてはかなりの高額でしたが、
プロの書道家が愛用するほど、
性能が良かったみたいです☆
↓↓ 面白いのは… ↓↓
このペン先、
今どこに使われていると思います?
女性のみなさまなら、
使われたこともあるかと!
とはいえ、私も「ほうっ」てなったのですが…
アイライナーです!はい!
すごいですよね~。
❝筆らしく書く❞ための開発が、
合成繊維を使った別商品にも
使われていて…
こうやって、
後世に伝わっていくんですね…。
なんだか感慨深いです☆
ではでは~
筆ペンを使うにあたって、
ちょこっと知識をインプット!
まずは、インクの違い~☆
黒でも色に違いがあるそうで!
▼水性=染料インク
書き心地がなめらかで、
他の色と混ぜることができます!
ただ、乾きにくく、色あせしやすいそう…
濡れたら困るときには使いにくいかも涙
▼耐水性=顔料インク
水に溶けにくく、色あせなし☆
乾きも早い!
他の色を上塗りしてもにじみません!
ただ、ちょっとザラザラしていて
書くときに引っかかる感じが…。
▼水性顔料インク
これ、水性と顔料のいいとこどり
しているインクだそうで!
サラサラ書けるけど、
乾いたら水に溶けなくなるんです!!
続いては、筆の太さのお話~☆
上級者・初心者で
やはり書きやすさが違う…
▼上級者向け
筆先仕様のものは、上級者向け。
細くなればさらに書くのが
難しくなるようです…。
▼初心者向け
ペンタイプ&太めがおすすめ!
筆ペンでも、筆先が太く、
固定されているものが、
初めての方には書きやすいそう♪
まずは筆ペンで書くことに
慣れることが必要かな~と!
❝筆ペン❞の世界、
いかがでしたでしょうか?
私も筆ペンの歴史まで
さかのぼったことがなかったので、
驚きの連続で…。
『筆で書く』ことが、
日本のスピリッツになっている、
ひしひしと感じました…。
日本文化ですね、筆で書くことは。
筆ペンでうまく字が書けるように
なりたいな~と思われた方!
興味のある方は是非、青霄書法会へ~♪
<青霄書法会 教室案内サイト>
http://www.sei-sho.jp/
青霄書法会の武部です~☆
9回目の配信は…
先日友人の結婚式の受付で、
久々に太めの筆ペンを使いまして…
実家に置いてあった筆ペンは、
毛先が小筆のようになっている
ものだったので、「筆ペン」にも
かなり種類があるなぁと思い…
ですので、今回は、
がらーっと変わって、
❝筆ペン❞の世界を覗きたいと思います!
~~目次~~
[1]筆ペンの誕生について
[2]筆ペンのペン先技術
[3]筆ペンを使う、第一歩!
[4]まとめ
----------------------
[1]筆ペンの誕生について
----------------------
筆ペンの発祥となるのは、
「セーラー万年筆株式会社」さん
「株式会社呉竹」さん
だったのかな~と☆
筆ペン販売の日本初は、
「セーラー万年筆株式会社」さんの
『ふでペン』。1972年~販売。
翌年の年賀状シーズンに
バカ売れしたんだとか!
その時期日本では、筆記用具が増え、
筆と墨で文字を書くことが少なくなり、
筆文字が苦手な人が続出していたようで…
ニーズにマッチしていたんですね~♪
「セーラー万年筆株式会社」さんの
『ふでペン』は、筆先が比較的固く、
同じ太さでの文字書きにはピッタリ☆
ただ、筆特有の太い・細いの
書き分けができない形状でした。
一方、「株式会社呉竹」さんでは、
1971年、ドル防衛のため、
1ドル=360円の固定レートが廃止され、
円高により輸出が厳しくなり…
サインペンの輸出での利益が圧迫され、
日本国内での販売に
力を入れざるを得ない状態に…。
1972年に「セーラー万年筆」さんから、
『ふでペン』が発売されたものの、
太い・細い、トメ、ハネ、ハライ
の筆の良さを表現できるものを提供すべく、
1973年に『くれ竹筆ぺん』を販売。
当時販売されていたのは、
あらかじめインキが
入っているものではなく、
インキつぼとセット販売で、
インキをしみこませるタイプ。
筆ならではの文字を書く為に、
試行錯誤の上、
万年筆同様のインキを
しみこませる方式が採用されたのです。
❝筆の良さをもっと身近に
味わってもらいたい。❞
両社ともに、その想いから、
現在でも私たちになじみのある
商品を開発されたんだなーと…。
しみじみ…
そして、筆の文化への想い、
ひしひしと伝わってきます…
----------------------
[2]筆ペンのペン先技術
----------------------
当時、「ぺんてる株式会社」さんでも、
筆のように文字を書く技術開発に
邁進されており…。
1973年にナイロンの
特殊製法により、
弾力性・インキ吸収に優れ、
毛羽立ちやすり減りが少ない…
そんな夢の合成毛が完成!
1976年に、カートリッジ部分を
プッシュしてインキをしみこませる、
カートリッジ方式を採用した
『ぺんてる筆』を販売!
当時にしてはかなりの高額でしたが、
プロの書道家が愛用するほど、
性能が良かったみたいです☆
↓↓ 面白いのは… ↓↓
このペン先、
今どこに使われていると思います?
女性のみなさまなら、
使われたこともあるかと!
とはいえ、私も「ほうっ」てなったのですが…
アイライナーです!はい!
すごいですよね~。
❝筆らしく書く❞ための開発が、
合成繊維を使った別商品にも
使われていて…
こうやって、
後世に伝わっていくんですね…。
なんだか感慨深いです☆
----------------------
[3]筆ペンを使う、第一歩!
----------------------
ではでは~
筆ペンを使うにあたって、
ちょこっと知識をインプット!
まずは、インクの違い~☆
黒でも色に違いがあるそうで!
▼水性=染料インク
書き心地がなめらかで、
他の色と混ぜることができます!
ただ、乾きにくく、色あせしやすいそう…
濡れたら困るときには使いにくいかも涙
▼耐水性=顔料インク
水に溶けにくく、色あせなし☆
乾きも早い!
他の色を上塗りしてもにじみません!
ただ、ちょっとザラザラしていて
書くときに引っかかる感じが…。
▼水性顔料インク
これ、水性と顔料のいいとこどり
しているインクだそうで!
サラサラ書けるけど、
乾いたら水に溶けなくなるんです!!
続いては、筆の太さのお話~☆
上級者・初心者で
やはり書きやすさが違う…
▼上級者向け
筆先仕様のものは、上級者向け。
細くなればさらに書くのが
難しくなるようです…。
▼初心者向け
ペンタイプ&太めがおすすめ!
筆ペンでも、筆先が太く、
固定されているものが、
初めての方には書きやすいそう♪
まずは筆ペンで書くことに
慣れることが必要かな~と!
----------------------
[4]まとめ
----------------------
❝筆ペン❞の世界、
いかがでしたでしょうか?
私も筆ペンの歴史まで
さかのぼったことがなかったので、
驚きの連続で…。
『筆で書く』ことが、
日本のスピリッツになっている、
ひしひしと感じました…。
日本文化ですね、筆で書くことは。
筆ペンでうまく字が書けるように
なりたいな~と思われた方!
興味のある方は是非、青霄書法会へ~♪
<青霄書法会 教室案内サイト>
http://www.sei-sho.jp/