2019.12.07ブログ
「漢字」「ひらがな」「カタカナ」を使う、日本語って…すごい!
みなさま、こんにちは!
青霄書法会の武部です~☆
31回目の配信は…
前回、日本の季節に対する
思い入れのお話をしましたが~
日本ならではと言えば!
そりぁもう「日本語」ですよね!笑
普段なんとも思わず使っている日本語、
よくよく考えたら、すごいな~って
思うことがたくさん☆
その一部をご紹介します~♪
青霄書法会の子どもの部の競書には、
「あたまの体操」のクイズが載っていて…
文化ビザコースの外国人が
そのクイズにチャレンジしていました!
クイズの内容は…
★★( )に当てはまるものを選ぼう!★★
[ 語群:かぶる・きる・はく ]
帽子を( )
シャツを( )
ズボンを( )
これ、英語で言えば「wear」なのに、
日本語で言うと、
対象のものが変わるだけで、
言い方が変わるんですよね!
ズボンは「きる」じゃなくて「はく」、
帽子は「はく」じゃなくて「かぶる」。
外国人の生徒さんは
「わからない」と嘆いていました笑
実は、米国務省機関の
外務職員局(FSI)が実施した、
英語圏における言語習得難易度調査で、
世界の主要言語を5つの難易度に
カテゴライズしたのですが…
日本語は、
アラビア語や中国語などと並び、
難易度[最高]のカテゴリー5と判断。
それほどまでに
習得するのに時間がかかると
考えられているんです。
ではでは~
日本語が難しいと
考えられるのはなーぜーーー?
【使う文字多すぎる件】
漢字・ひらがな・カタカナの
3種類をまぜまぜ~して
文章をつくるという、
きわめて特殊な言語。
【読み方多すぎる件】
漢字は中国から
日本に伝わりましたが、
中国では漢字の読み方はほぼ1つ。
日本の漢字は1つの漢字に、
訓読み&音読みが複数個ある。
送り仮名を考えると、
「1つの漢字で何通り
覚えなあかんねん!」
ってなるのも納得…笑
(( 例えば… ))
【 生 】
音読み:セイ、ショウ
訓読み:い(きる)、う(まれる)、は(える)、なま etc.
【擬音語多すぎる件】
シトシト雨が降る。
ガシャーンと皿が割れる。
これは、挙げだすとキリがない笑
漫画でよくある、
「シーンッ」という擬音語。
日本では「静か」という認識ですが、
外国人からすると、
「音がないのに音があるの?!!」
ってなるんだとか~
【主語がないから読み取れ方式な件】
「晩御飯は外に食べにいこう!何が良い?」
「せっかくだし、高級フレンチとかどう?」
「いやー、給料日前だから…うどんでいい?」
「じゃあ、もう家で食べようよ~」
日本人なら、足りない言葉を埋めて、
解釈できる内容ではありますが…
よーく考えると、主語はないし、
外食の候補の話してるのに、
お金の話に飛んでるし、
誰が何をどう考えてるか歯抜け状態。
英語だと、必ず主語が分かるし、
省略されていても、動詞から判断できる。
そう考えると、
「え、今誰が何の話してるの?」
ってなるのは納得ですよね笑
他にもた~くさん!
✔ 「が」「は」など助詞の使い方
✔ 数え方が複雑(個,つ,台,本…)
✔ 敬語の使い方
✔ 語尾でニュアンスが変わる
✔ 最後まで聞かないと話が分からない
✔ カタカナ言葉が本場の英語と違う
✔ 方言,慣用句,ことわざetc.
とにかく、覚えることが多いのに、
どうしてそんな言葉になるのか、
日本人でも答えられないこともしばしば。
日本語って…すごいですね笑
ではでは~
「漢字」「ひらがな」「カタカナ」
が日本でできたのはなぜなのか?
日本は、
もともと文字を持たない国で、
文字は中国から「漢字」を
輸入したんですね~
「古事記」って聞いたこと、
あると思うのですが、
そういった最古の歴史書は、
「漢字」書かれているんですよね!
じゃあ「ひらがな」は…?
文字はもっていない日本でしたが、
口語は日本語が確立しており、
漢字の意味と日本語を照らし合わせて、
山=やま みたいな形で使われ始めたそう。
なので、書物は漢字だらけ…
かつ、それだけだと
日本語にならないので、
漢字の意味は無視して、
漢字の音と日本語を当てるようになり…。
当時、貴族しか筆と紙で
「書く」行為ができない時代でしたが、
複雑な漢字を筆で書くのは
女性にとって難しく…
漢字を速く簡易に書く為に、
漢字を崩した「ひらがな」が登場!
考え方・成り立ちとしては、
❝草書体❞といわれるものですね☆
安⇒あ
加⇒か
という要領でひらがなが
確立していきました♪
「カタカナ」はというと、
漢字を崩した「ひらがな」とは違い、
漢字の一部を抜き出したものだそう☆
起源はひらがなと同じぐらいみたいです!!
日本語のお話、
いかがでしたでしょうか~?
漢字、ひらがな、カタカナと、
よくよく考えたら
恐ろしいほどの知識を
普通に話せて書けていると思うと、
日本語ってすごいな~と、しみじみ♪
そんな素敵な日本語を、
昔から続く「筆」で
書をしたためたいと思った方、
書道に興味を持たれた方は
是非、青霄書法会へ~♪
青霄書法会の武部です~☆
31回目の配信は…
前回、日本の季節に対する
思い入れのお話をしましたが~
日本ならではと言えば!
そりぁもう「日本語」ですよね!笑
普段なんとも思わず使っている日本語、
よくよく考えたら、すごいな~って
思うことがたくさん☆
その一部をご紹介します~♪
~~目次~~
[1]日本語の難しさ
[2]日本語の難易度はどこで上がるのか?
[3]ひらがな、カタカナの成り立ち
[4]まとめ
----------------------
[1]日本語の難しさ
----------------------
青霄書法会の子どもの部の競書には、
「あたまの体操」のクイズが載っていて…
文化ビザコースの外国人が
そのクイズにチャレンジしていました!
クイズの内容は…
★★( )に当てはまるものを選ぼう!★★
[ 語群:かぶる・きる・はく ]
帽子を( )
シャツを( )
ズボンを( )
これ、英語で言えば「wear」なのに、
日本語で言うと、
対象のものが変わるだけで、
言い方が変わるんですよね!
ズボンは「きる」じゃなくて「はく」、
帽子は「はく」じゃなくて「かぶる」。
外国人の生徒さんは
「わからない」と嘆いていました笑
実は、米国務省機関の
外務職員局(FSI)が実施した、
英語圏における言語習得難易度調査で、
世界の主要言語を5つの難易度に
カテゴライズしたのですが…
日本語は、
アラビア語や中国語などと並び、
難易度[最高]のカテゴリー5と判断。
それほどまでに
習得するのに時間がかかると
考えられているんです。
----------------------
[2]日本語の難易度はどこで上がるのか?
----------------------
ではでは~
日本語が難しいと
考えられるのはなーぜーーー?
【使う文字多すぎる件】
漢字・ひらがな・カタカナの
3種類をまぜまぜ~して
文章をつくるという、
きわめて特殊な言語。
【読み方多すぎる件】
漢字は中国から
日本に伝わりましたが、
中国では漢字の読み方はほぼ1つ。
日本の漢字は1つの漢字に、
訓読み&音読みが複数個ある。
送り仮名を考えると、
「1つの漢字で何通り
覚えなあかんねん!」
ってなるのも納得…笑
(( 例えば… ))
【 生 】
音読み:セイ、ショウ
訓読み:い(きる)、う(まれる)、は(える)、なま etc.
【擬音語多すぎる件】
シトシト雨が降る。
ガシャーンと皿が割れる。
これは、挙げだすとキリがない笑
漫画でよくある、
「シーンッ」という擬音語。
日本では「静か」という認識ですが、
外国人からすると、
「音がないのに音があるの?!!」
ってなるんだとか~
【主語がないから読み取れ方式な件】
「晩御飯は外に食べにいこう!何が良い?」
「せっかくだし、高級フレンチとかどう?」
「いやー、給料日前だから…うどんでいい?」
「じゃあ、もう家で食べようよ~」
日本人なら、足りない言葉を埋めて、
解釈できる内容ではありますが…
よーく考えると、主語はないし、
外食の候補の話してるのに、
お金の話に飛んでるし、
誰が何をどう考えてるか歯抜け状態。
英語だと、必ず主語が分かるし、
省略されていても、動詞から判断できる。
そう考えると、
「え、今誰が何の話してるの?」
ってなるのは納得ですよね笑
他にもた~くさん!
✔ 「が」「は」など助詞の使い方
✔ 数え方が複雑(個,つ,台,本…)
✔ 敬語の使い方
✔ 語尾でニュアンスが変わる
✔ 最後まで聞かないと話が分からない
✔ カタカナ言葉が本場の英語と違う
✔ 方言,慣用句,ことわざetc.
とにかく、覚えることが多いのに、
どうしてそんな言葉になるのか、
日本人でも答えられないこともしばしば。
日本語って…すごいですね笑
---------------------
[3]ひらがな、カタカナの成り立ち
----------------------
ではでは~
「漢字」「ひらがな」「カタカナ」
が日本でできたのはなぜなのか?
日本は、
もともと文字を持たない国で、
文字は中国から「漢字」を
輸入したんですね~
「古事記」って聞いたこと、
あると思うのですが、
そういった最古の歴史書は、
「漢字」書かれているんですよね!
じゃあ「ひらがな」は…?
文字はもっていない日本でしたが、
口語は日本語が確立しており、
漢字の意味と日本語を照らし合わせて、
山=やま みたいな形で使われ始めたそう。
なので、書物は漢字だらけ…
かつ、それだけだと
日本語にならないので、
漢字の意味は無視して、
漢字の音と日本語を当てるようになり…。
当時、貴族しか筆と紙で
「書く」行為ができない時代でしたが、
複雑な漢字を筆で書くのは
女性にとって難しく…
漢字を速く簡易に書く為に、
漢字を崩した「ひらがな」が登場!
考え方・成り立ちとしては、
❝草書体❞といわれるものですね☆
安⇒あ
加⇒か
という要領でひらがなが
確立していきました♪
「カタカナ」はというと、
漢字を崩した「ひらがな」とは違い、
漢字の一部を抜き出したものだそう☆
起源はひらがなと同じぐらいみたいです!!
----------------------
[4]まとめ
----------------------
日本語のお話、
いかがでしたでしょうか~?
漢字、ひらがな、カタカナと、
よくよく考えたら
恐ろしいほどの知識を
普通に話せて書けていると思うと、
日本語ってすごいな~と、しみじみ♪
そんな素敵な日本語を、
昔から続く「筆」で
書をしたためたいと思った方、
書道に興味を持たれた方は
是非、青霄書法会へ~♪