2019.12.10ブログ
日本文化「お寿司」の原点を覗き見…♪ワサビと醤油が欠かせない理由とは?

青霄書法会の武部です~☆
32回目の配信は…
近頃の配信では~
日本にまつわる内容を
お届けしているので…
今回も倣って、日本と言えば!
………「寿司」かなぁ笑
ということで「寿司」のお話
をしていきたいと思います~♪
~~目次~~
[1]生魚を食べる文化
[2]なぜ生魚を食べる文化が根付いたのか
[3]お寿司の歴史
[4]まとめ
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[1]生魚を食べる文化
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お寿司屋さんに行くと~
湯呑に魚編の漢字がズラーっ!
鮪、鮭、鯛、鰹、鰤、鰻 etc.
「この字、何の魚でしょうか~」
「ふぐってこうやって書くんだ~」
みたいな会話、
もれなくしている気がしますが、
「あるある」の一種だと思っており~
メニューが漢字だらけだと、
「はまち食べたいんだけど、あるよね笑」
みたいなこともあったり?笑
あ、これは私だけですかね(;^ω^)
日本は『生魚』『生卵』など、
生物を食べる国として有名かと思いますが…
「生物を食べる国って日本以外にはないの?」
いえいえ!ありますよ!
ほら、「カルパッチョ」ってあるでしょ?
フランスやイタリアでは生ガキを食べたり、
「生の魚」の魚料理は海外にもたくさん!
では、なぜ日本では、
こんなにも「生物」の料理が
オーソドックスになったのか。
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[2]なぜ生魚を食べる文化が根付いたのか
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「ちょっと色が悪くなったけど大丈夫かな…」
と思って食べたお造りに、あたった~涙
日本ならよくある光景な気もしますね~
「生魚を食す」上で、
重要になってくるのは、
【鮮度】ですよね~
日本で刺身が食べられるのが
当たり前になった背景には
① 海に囲まれた島国だったから
② 殺菌効果のある調味料があったから
みたいなところが大きかったのかと!
ちなみに~600年代では、
肉食が一部禁止になったこともあり、
島国であることも含め、
「魚を食べる」習慣自体が
強かったんですかね~
①については、文字の通り!
島国で新鮮な魚を食べられたことが
とっても大きかった!
②については、
これ「わさび」と「醤油」のことです!
わさびにも醤油にも『殺菌成分』があり、
生物を食べる上で、
必要不可欠なものなんです~

なんと!
「わさび」については、
飛鳥時代からあったんでは?という古さ。
「醤油」は鎌倉時代に誕生したよう♪
当時、塩漬けで生魚を日持ち
させていたそうですが、
鮪は塩漬けすると味が落ちてしまい…
醤油で「漬けマグロ」にしたからこそ
よく食べられるようになったそうですよ☆
刺身が食べられるようなった
室町時代では、ワサビのお供は
「酢」だったそう。
ワサビと醤油のマッチングは、
江戸時代からだったみたいです☆
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[3]お寿司の歴史
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ではでは~
そんな新鮮なお魚を
生で食べられる日本で、
現在の「お寿司」になるまでの
経緯をたどってみましょう~
まず!お寿司って、実は…
日本生まれではなさそうです~
東南アジアで生まれ、
中国から稲作と共に日本にやってきたそう。
そのときのお寿司は、
「なれずし」というやつ。
鯉やフナに米飯と塩を混ぜて
重石を置いて数か月~数年かけて
熟成&発酵させたもので、
食べるのはお魚だけだったそう。
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ご飯と一緒に食べ始めたのは、
室町時代の「生なれずし」。
2週間~1か月ぐらいの
発酵期間にすることで、
お米も食べられるように!
▼ ▼
もっと簡単に
お寿司が食べられるように
なったのは、1700年あたり。
酢を使って数時間後に
食べる「早ずし」が誕生。
それでも酢をつかって漬けるものでした。
▼ ▼
その後…
(( 江戸では… ))
1818~1830年頃に、
江戸前寿司=握りずしが誕生!
参勤交代などで単身者が
増えた江戸では、屋台が流行。
お寿司も、酢飯を握って
ネタを上にのせて
スグ食べるスタイルへ♪
(( 上方では… ))
押しずし・棒ずしが主流。
江戸では酢飯=酢・塩のみですが、
上方では昆布やみりんなど、
甘味も含んだ酢飯とネタの一体感が
追及されていたみたいです~

そして現代に至るわけです。
現代も関東・関西では
それぞれお寿司のネタやシャリに
違いがあるようで…歴史の名残ですね~♪
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[4]まとめ
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お寿司のお話、
いかがでしたでしょうか~?
お寿司の原型は東南アジアで…
ただ、これほどまでに生魚が
食べられているのは、
島国だからこその魚の鮮度に加え、
日本の「衛生」への
意識もあるみたいです!
生卵が食べられている国って、
ほぼ日本だけだそうで!
これも衛生管理が徹底されている
からだそう。
今なお続く「寿司」の裏には、
鮮度の高い魚を素早く提供し、
美味しく食べるための努力と、
鮮度を高くするための意識が
あるんですね~♪
魚編の漢字をかっこよく筆で書きたい!
と思った方、
書道に興味を持たれた方は
是非、青霄書法会へ~♪