2020.02.28ブログ
プロポーズは「和歌」から始まった☆その歴史をさかのぼる

みなさま、こんにちは!
青霄書法会の武部です~☆
49回目の配信は…
以前、
バレンタインデーとホワイトデーの、
女性⇒男性へのプレゼントとお返しの
お話をしたので~
今回は、男性⇒女性への
プロポーズの歴史を
紐解いていきたいな~と!
~~目次~~
[1]百人一首の思い出
[2]プロポーズの歴史は平安時代に…
[3]プロポーズと指輪
[4]まとめ
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[1]百人一首の思い出
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書道のご依頼で「百人一首」を書いたり、
かなの題材として「百人一首」を引用したり…
はたまた生徒さんの中では、
「百人一首」を書きたいと思って、
「かな」のお稽古をされている方が~♪♪
「百人一首」といえば!
小中学校で和歌を覚えたり~
かるた大会をした記憶が!
みなさんも一度は触れたことがあるのでは~?
p.s.
最近は「ちはやふる」や
コナンくんの映画に登場するなど、
漫画やアニメでも注目されていますよね~
由良のとを 渡る舟人 かぢを絶え
ゆくへも知らぬ 恋の道かな
―――曽祢好忠
こちら、私が唯一覚えていた和歌です笑
由良川の速くて荒い河口を漕ぐ舟人が、
櫂を失くして途方に暮れ、漂っている…
行く末分からない私の恋の道のようだなぁ
みたいな訳らしいです。
「恋の道」というワードが、
なんだか現代風でどストレートで…
私の中に響くものがあったんですよね☆
こんな風に、皆さんにも
覚えている和歌が
あるのではないでしょうか~
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[2]プロポーズの歴史は平安時代に…
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この「和歌」ですが、
平安時代では、
「政治的な役割」を担うものでしたが、
その反面、男女が愛をささやき合う
「プロポーズ」の手段でもあったそうで~!
男性から想いを込めた和歌が送られ、
女性がそれに返歌する。
そうやってお互いの気持ちを
確かめ合っていたんですね!
主に和歌を詠む、読み書きをすることは、
「貴族」のたしなみだった為、
安土桃山時代の「武家」が出てくると、
和歌でのプロポーズの風習はなくなり…
政略結婚が主流になっていきました。
江戸時代になり、庶民が寺子屋で
読み書きを勉強するようになってから、
男性が女性に「手紙」や贈り物を送るようになり、
「手紙」でのプロポーズが再来します~(#^^#)

恋文の書き方、決めセリフを書いた
指南本みたいなのも販売されていた
そうですよ☆ふふふ
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[3]プロポーズと指輪
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あれ?「指輪」は??と思った方。
実は、日本でプロポーズに
指輪がでてくるのは1970年以降。

ダイヤモンドを扱う企業さんが、
「お給料3ヶ月分」のフレーズで
CMを流したのがきっかけだそうで~
当時、結納金が「給料3ヶ月分」だったので、
そういった謳い文句だったとか!
そもそも、
プロポーズに指輪が出てきた歴史は、
古代ローマにあるそうで~
最初に指輪をはめたのは
9世紀のローマ法皇だったとか!
渡された指輪をつけることで、
婚約履行の証にしていたんだとか~
その一方、古代ギリシャでは、
男性が女性を買う、売買婚だったため、
男性が女性の父親にお金を払うのに、
指輪を贈ったんだそう。
意味合いがかなり違いますね~
日本では、
江戸時代に男性が女性に贈るものとして、
「櫛」が通例だったそうで~
苦労の「く」、しんどいの「し」、をかけて、
『共に苦しみ、死も共に添い遂げる』という
意味合いだったみたいです~
ほうほう、国によって、
少しずつモノや意味合いが
異なっていたんですね!
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[4]まとめ
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いかがでしたか~
「プロポーズ」のお話☆
「和歌」から始まった、日本のプロポーズ。
江戸時代にも「手紙」でのプロポーズが
再来しましたが、思いを伝えるために、
自分の言葉と直筆が大事にされていたんですね~
今年の結婚記念日は、
「手紙」でお互いの気持ちを伝えあうなんて
いかがでしょうか~??
「字に自信がないな…」となったら、
これを機に、ペン字の書道教室に
通い始めてみるのも良いかもしれません☆
少しでも気になった方は、
是非、青霄書法会へ~♪
お待ちしています~!